デジタル・ミニマリスト スマホに依存しない生き方 (ハヤカワ文庫NF)
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目次
Part1 基礎
3. デジタル片付け
Part2 演習
4. 一人で過ごす時間を持とう
6. 趣味を取り戻そう
著者のカル・ニューポートは、1982年生まれで、ソーシャルメディアのアカウントを一度も取得したことがなく、長時間のネットサーフィンもしないという現代においては珍しい存在 p18-19
極端な例では、ネオ・ラッダイト(ラッダイトとは技術革新反対者のこと)が挙げられる。新しいテクノロジーのほぼすべての利用を控えようと主張する人々だ。これと対極に位置するのは、自己定量化に熱中する人々だろう。彼らは人生の最適化を目標とし、生活のあらゆる領域にデジタル・デバイスを組み込む。 著者はここで、デジタルツールに触れる時間を少ないほど豊かだとして、テクノロジーを使う時間を大幅に減らすデジタル・ミニマリストを推奨する 収穫逓減の法則を例に挙げ、最新のテクノロジーを使えば使うほどメリットが低減し、デメリットが増えてしまう現象を避けるため、大きな収穫を得られる範囲でだけデジタルを使う方針 巨大な企業が、莫大な金額をかけて、人々をやみつきにするスロットマシーン開発に勤しんでいる
いいねが貰えてるかもしれない、そんな断続的対価が中毒になる p45
依存症とは、有害な結果が生じるにもかかわらず、その報酬効果が強迫的誘因となって特定の物質の使用や行為を繰り返す状態を指す。 人間が本能で持っている承認欲求を利用して、金銭的利益を企業が得られる仕組みができてしまった どのツールを使うの選定をしてもいいし、ツールをどのように使うかの選定でも良い
例としては、「Netflixを見る時は友人と一緒に時に限る」など制約をつけると、自分ひとりで一気観して時間の喪失を憂うことなく友人とのコミュニケーション時間に変換できる ウォークマン、iPodの発明により、常に音楽を聞けるようになってしまった時代
2000年以降に生まれた10代の若者のメンタルヘルス低下の原因は、SNS/スマートフォンの影響であると著者は主張している
朝から晩まで他人の意見や生活の情報を摂取し、一人で考える時間を取れていない
こんなにも接続しっぱなしの時代は初めてであり、どんな影響が起こるかは未知数
「テキストメッセージやいいねによるコミュニケーションは減らせ!対面でのコミュニケーションがもっと大事だ!」と主張している 余暇活動の教訓 p250
1. 受け身の消費よりも体を動かす活動を優先しよう
受け身の消費は、ゲームをダラダラしたり動画を見たり、娯楽本を読むことだろうか。
ただし著者は、デジタルの活動ではなく、アナログの活動を推奨している
アナログの活動を学ぶための入門講座的なYoutube動画は視聴していったほうがいい
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